毒素排出の仕組み―ファスティングの効果を上げる方法を解説!
こんにちは。プロフェッショナルファスティングマイスターの山岡玲子です。
「デトックスですっきり!」や「溜まっていた毒素を排出!」というキャッチコピーはよく聞きますよね。
「悪いものを身体の外に出す」というイメージはあると思いますが、どのような仕組みで毒素が排出されているのかをご存じですか。
ファスティングの効果の一つにもデトックスがありますが、このデトックスのメカニズムを知っておくことで、ファスティング中の効果をより高める方法が分かります。
今回は人間に備わっている高度なデトックスシステムについて解説をしていきますね!
解毒には3つのフェーズがあります。
フェーズ1:捨てやすいかたちにする
まずは、毒素を身体の外へ排出するための準備をしていきます。
毒素の代謝において活躍するのがCYP450という酵素です。
私たちの身体の多くは水分であるため、水に溶けやすい物質の方が体外へ排出されやすくなります。ですが、毒素の多くは脂溶性です。このままのかたちでは脂肪に蓄積されやすく排出されません。
そこで、CYP450が毒素を水に溶けやすいかたちに変換し、身体の外に排出しやすくしてくれるのです。
この変換にはビタミンB群がとても大事です。
私がファスティング指導をする際は、ビタミンB群のサプリメントをつけて、この解毒をサポートしています。
フェーズ2:ゴミ袋に入れる
フェーズ1で排出しやすくなった毒素を細胞の外に出すための準備をします。
毒を専用のゴミ袋で包んで捨てやすくする“抱合”という過程です。
フェーズ2のポイントは専用のゴミ袋である「グルタチオン」です。
グルタチオンとは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸から成る化合物で、生命を維持するために欠かせない成分です。
グルタチオンの主な機能には、毒物や薬物の細胞外への排泄のほかに抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、ストレスや飲酒、喫煙、紫外線などによって発生する活性酸素から細胞を守る働きです。活性酸素が多いとそれだけグルタチオンが消費されてしまい、解毒まで回ってこなくなります。
つまり、毒素が排出されるためにはグルタチオンが消費されないように抗酸化対策がとても重要になってきます。
私がファスティング指導する際は、サプリメントの中にタウリンが入っています。タウリンは抗酸化力が強く、酸化ストレスを抑制し、グルタチオンの解毒をサポートしてくれます。
イカやタコ、ホタテに含まれる栄養素です。
フェーズ3:出す
フェーズ2で抱合された毒素を細胞外、体外へ排出します。ここで活躍するのが、「MRPタンパク質」です。MRPタンパク質は、細胞内の異物を捕まえて細胞外に排出してくれます。
細胞外へ排出された毒素は、最終的に尿や便によって体外へ排泄されます。
排泄される割合は便から75%、尿からは20%で、残り5%は、汗3%、爪・髪2%と、多くが便によって排泄されます。
ですので、デトックスには便からの排泄をしっかり促すことが大切です。
ファスティングの準備食の段階で「腸内環境を改善しましょう」という理由はここからきています。
ファスティングによって出る便についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大前提として、そもそも有害物質を体内に入れないようにすることが大切ですが、入ってしまった毒素に対して人間にはこのようなデトックスシステムが備わっています。身体ってすごいですよね。
そして、毒素の形を変換するCYP450にはビタミンB群、ごみ袋の役割をするグルタチオンにはタウリンなど、システムに必要な栄養素をとることでより効果的にデトックスができます。
私が提供しているファスティングプログラムには、この解毒システムをスムーズに働かせるために必要な栄養素やノウハウを、ファスティング用のアイテムやマニュアルに詰め込んでいます。
身体の中を綺麗にしたい方は是非お試しください。
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