断食したのに痩せないのはなぜ?4つの理由を解説!
こんばんは!
プロフェッショナルファスティングマイスターの山岡玲子です。
一般的に5日間の断食をすると、大体平均で−3キロほどは落ちてきます。
ですが、中には「体重が落ちなかった…!」という方も…。
実は断食をする前の身体の状態が鍵を握っているのです。
今回は、なぜ「体重の落ちが悪いのか」考えられる理由について、ご説明していきますね。
①代謝の際に必要な栄養素が不足している
「エネルギーを消費する」、「脂肪を燃焼させる」など、代謝の基礎はミネラルが深く関わっているため、普段からミネラル不足があると代謝が低下します。
特に重要なのがマグネシウム、鉄、亜鉛。
・普段から栄養バランスが偏り、ミネラル不足の方
・甘いものが好きな方
・コーヒーやワインなどよく飲まれる方
このような方々は、ミネラルを浪費しやすく、ミネラル不足から代謝が低下しやすくなっています。
ファスティング中の対策としては、準備食からミネラルバランスを意識すること、
ファスティング中は、ミネラルが豊富なサプリメントを摂取してしていくことで、代謝を整えていくことができます。
※ドリンクにもマグネシウムなどのミネラルは含まれていますが、別途、ミネラル類を摂取頂くとより効果がアップします。
吸収しやすいかたちでミネラル類が摂取できるサプリメントがありますので、お気軽にお尋ねください。
②普段摂っている油の質が悪く、身体で炎症が起こっている
普段から、コンビニ食品、外食、インスタント食品、総菜、揚げ物、スイーツ、スナック菓子などで、
酸化した油、オメガ6系、トランス脂肪酸など質の悪い油を多く摂っている方は、体内の油(脂肪酸)のバランスが崩れ、身体が炎症体質になっている可能性があります。
体内の炎症は、レプチンという脂肪燃焼ホルモンの効きを悪くさせ、脂肪が落ちにくい身体となってしまいます。
この場合は、日頃から質の悪い油の摂取を控え、青魚や亜麻仁油、えごま油などのオメガ3系の油を積極的に摂取することで、身体の脂肪酸バランスが改善され、炎症も改善し、脂肪が燃えやすい身体になってきます。
③過去に糖質制限を行っていて甲状腺ホルモンの低下から代謝が低下している
過去に糖質制限をしていた方は、身体が飢餓状態となり、代謝をコントロールしている甲状腺ホルモン分泌が低下、長期間、全身の代謝が抑えられていた可能性があります。
その状態だと、断食をしても、体重の減少もゆるやかになってしまいます。
血液検査で甲状腺ホルモンの低下を確認する場合は、
・TSH:1μIU/mL、
・FT3:3pg/mL前後あるか
チェックしてみてください。
FT3が2.6pg/mLを下回っていると、糖質制限による甲状腺機能低下の可能性があります。
このような方は、断食の前に、まず甲状腺ホルモンバランスを整えていく必要があります。
④鉄欠乏性貧血で代謝が低下している
鉄は、ミトコンドリアでの代謝に必要なため、鉄が不足するとエネルギー代謝が低下し、痩せにくさに繋がります。
また貧血と甲状腺機能低下は大きく関わっており、甲状腺機能低下があるということは、全身の代謝低下につながってきます。
この場合、鉄分を含むハーブティーを飲むことで代謝を上げることができます。
ダンデライオン(西洋タンポポ)、ネトル(西洋イラクサ)は鉄分が多く貧血気味の方にはオススメのハーブティーです。
鉄サプリでの鉄補給は、腸内環境が悪い方が摂ってしまうと、さらに悪化してしまう可能性があるため注意が必要です。
まとめ
断食をしても体重が落ちない理由を4つお伝えしてきました!
①代謝の際に必要な栄養素が不足している
②普段摂っている油の質が悪く体で炎症が起こっている
③過去に糖質制限を行っていて甲状腺ホルモンの低下から代謝が低下している
④鉄欠乏性貧血で代謝が低下している
もし断食をしても、体重が落ちなかった方は参考にしてみてくださいね!
断食の効果を十分に出したい方は、専門家の元で断食をすることをおすすめします!!
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