断食挫折の原因『頭痛』を解説!7つの原因と対策②
こんばんは。
プロフェッショナルファスティングマイスターの山岡玲子です。
断食中、途中で挫折をしてしまう大きな理由のひとつに「頭痛」があります。
前回は、男児期中の頭痛の原因と対策7つのうち、2つ
①カフェインの離脱症状による頭痛
②低血糖による頭痛
をご紹介しました。
今回も引き続き頭痛の原因と対策についてお伝えしていきます。
今回は7つのうちの3つ
③プロスタグランジンE2による頭痛
④添加物の蓄積による頭痛
⑤薬や鎮痛剤の蓄積による頭痛
をご紹介していきますね。
③プロスタグランジンE2による頭痛
頭痛の原因
プロスタグランジンE2(PGE2)という炎症活性物質。
少し難しい用語に感じるかもしれませんが、簡単に言うと、
日々摂取している油の種類次第で、炎症を促進する物質PGE2が増えてしまい、炎症・頭痛が起きやすくなります
ということです。
その油の種類というのが、外食やファストフード、揚げ物、スイーツなどに多いオメガ6系の脂肪酸。
オメガ6にはリノール酸やアラキドン酸があり、なたねや大豆などの植物油や、お肉などに多く含まれています。
このオメガ6はPGE2の材料になるため、炎症を促進してしまう油なのです。
普段から、オメガ6を多く摂取している方は、炎症が起こりやすい体質となっており、特に断食中は通常エネルギーとなる糖質の摂取が少なく、その代わりに脂肪がエネルギー源となるため、その影響が大きく出てきます。
体内の脂肪酸組成がオメガ6が多い場合プロスタグランジンE2(PGE2)の代謝が増え、頭痛・発熱が起こりやすくなるのです。
またPGE2は生理痛や陣痛にも関わっており、生理前の頭痛や腰痛、生理痛の原因はこのPGE2の過剰な分泌ともいわれています。
そのため生理中に頭痛や生理痛がある方は、断食中に頭痛が起こる可能性も高いといえます。
頭痛対策
日頃から油のバランスを意識して食事を摂ることです。
外食やファストフード、スイーツなどのオメガ6を多く含む食品を減らし、
抗炎症作用のあるオメガ3系を多く含む、お魚の油(DHA・EPA)や亜麻仁油、えごま油を積極的に摂ることが有効です。
普段から食生活が乱れている方は、断食時に頭痛が起きやすくなります。
断食中だけ気を付けるのではなく、普段から健康的な食生活を心がけていきましょう!
④添加物の蓄積による頭痛
頭痛の原因
現代、わたしたちは、さまざまな化学合成物質に囲まれて生活をしています。
加工食品やインスタント食品、冷凍食品に含まれる食品添加物や、野菜や果物、小麦などから入ってくる残留農薬。
これらは、知らず知らずのうちに、体内に蓄積されています。
これらの化学合成物質が頭痛の原因になる可能性も!
化学合成物質は、身体にとっては異物であり有害です。
これらの有害物質が過剰に摂取・蓄積されていくと、身体の免疫細胞や免疫システムが働き、先ほど③でもお伝えした体内で炎症を引き起こすプロスタグランジンE2という炎症活性物質が過剰に分泌され、頭痛や発熱を引き起こす場合があります。
頭痛対策
炎症・活性酸素を抑えることが必要です!
①水素を放出するマグマソルトを舐める
②マグマソルトのお風呂に入って肌から直接水素を取り込む
③還元力の高い梅干しを食べる
④含流アミノ酸を含むアミノ酸サプリ(人工甘味料不使用のマルチアミノ酸、タウリンなど)を摂る
これらは、頭痛時の対応策ですが、日頃から添加物や有害物質をなるべく摂らないようにすることも大切です。
加工食品やインスタント食品を控えたり、商品の裏の表示を見る癖をつけて、添加物の少ないものを選ぶようにするなど、日頃の生活から気を付けていきましょう。
もし頭痛が起きてしまったときは、焦らず、先程の対応策を実施してみてください。
⑤薬や鎮痛剤の蓄積による頭痛
頭痛の原因
頭痛や生理痛などで使われている痛み止め(鎮痛剤)ですが、この鎮痛剤を慢性的に服用していると、ファスティング時に薬を断った時に、吐き気を伴う頭痛を起こしやすくなります。
頭痛薬に含まれる成分(イブプロフェンやアスピリンなど)は、痛みや炎症を引き起こすプロスタグランジンE2の生成を抑えてくれます。
しかし、この鎮痛剤を慢性的に頻繁にとってしまうと、痛みを感知する神経が鈍くなってしまい弱い痛みでも強い痛みと感じてしまったり、薬の効きが悪くなっていきます。
その状態の人がファスティングをすると、頭痛が起きても鎮痛剤を飲めないので、苦しむことになりやすいのです。
頭痛対策
③と④でも出てきた、プロスタグランジンE2による炎症反応なので、対策は同様です。
①水素を放出するマグマソルトを舐める
②マグマソルトのお風呂に入って肌から直接水素を取り込む
③還元力の高い梅干しを食べる
④含流アミノ酸を含むアミノ酸サプリ(人工甘味料不使用のマルチアミノ酸、タウリンなど)を摂る
頭痛時の対応策をお伝えしましたが、このような痛みをそもそも起こさない、健康な体作りをすることが最も大切です。
日頃から、鎮痛剤の頻回摂取や慢性的な使用をなるべく控え、薬による対症療法ではなく、根本的なところに目を向け、改善していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、断食中の頭痛の原因と対策7つのうち3つ
③プロスタグランジンE2による頭痛
④添加物の蓄積による頭痛
⑤薬や鎮痛剤の蓄積による頭痛
をご紹介しました。
断食時の頭痛は大体、2~3日で自然と収まります。
(4日、5日かかる方も中にはいます)
回復食を食べる事で脂肪燃焼が低減されPGE2の生産が減り治まっていきます。
もし専門家の指導を受けずに一人で実施した際に頭痛や吐き気がひどい場合は無理せず中断してください。
断食中は何かしら不調が出てくることも多いので、不調が出たときにすぐに相談でき、適切な対処法を教えてもらえる指導者のもとで断食することをおすすめします。
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