断食中に頭痛が起こる原因とは?痛みに悩まされないための6つの対策②

こんにちは。

プロフェッショナルファスティングマイスターの山岡玲子です。

断食中、途中で挫折をしてしまう大きな理由のひとつに「頭痛」があります。

前回は、

①カフェイン離脱症状による頭痛
②低血糖による頭痛
③摂取する油の種類による頭痛

を解説してきました。

今回は後半の3つをお伝えしていきますね。

④添加物の蓄積による頭痛

現代、わたしたちは、さまざまな化学合成物質に囲まれて生活をしています。

加工食品やインスタント食品、冷凍食品に含まれる食品添加物や、野菜や果物、小麦などから入ってくる残留農薬など、これらは、知らず知らずのうちに、体内に蓄積されています。

これらの化学合成物質が頭痛の原因になる可能性もあるんです!

化学合成物質は、身体にとっては異物であり有害です。

これらの有害物質が過剰に摂取・蓄積されていくと、身体の免疫細胞や免疫システムが働き、体内で炎症を引き起こす
「プロスタグランジンE2」
という炎症活性物質が過剰に分泌され、頭痛や発熱を引き起こす場合があります。

(※プロスタグランジンE2は③の油の回でも出てきました)

断食中のプロスタグランジンE2による頭痛への対策としては…

炎症・活性酸素を抑えることが必要です!

①水素を放出するマグマソルトを舐める

②マグマソルトのお風呂に入って肌から直接水素を取り込む

③還元力の高い梅干しを食べる

④含流アミノ酸を含むアミノ酸サプリ(人工甘味料不使用のマルチアミノ酸、タウリンなど)を摂る

これらは、頭痛時の対応策ですが、日頃から、添加物や有害物質をなるべく摂らないようにすることも大切です。

加工食品やインスタント食品を控えたり、商品の裏の表示を見る癖をつけて、添加物の少ないものを選ぶようにするなど、日頃の生活から気を付けていきましょう。

もし頭痛が起きてしまったときは、焦らず、先程の対応策を実施してみてください。

⑤薬や鎮痛剤の蓄積による頭痛

頭痛や生理痛などで使われている痛み止め(鎮痛剤)

この鎮痛剤を慢性的に服用していると、ファスティング時に薬を断った時に、吐き気を伴う頭痛を起こしやすくなります。

頭痛薬に含まれる成分(イブプロフェンやアスピリンなど)は、痛みや炎症を引き起こすプロスタグランジンE2の生成を抑えてくれます。
※プロスタグランジンE2は③と④でも出てきました

しかし、この鎮痛剤を慢性的に頻繁にとってしまうと、痛みを感知する神経が鈍くなってしまい弱い痛みでも強い痛みと感じてしまったり、薬の効きが悪くなっていきます。

その状態の人がファスティングをすると、頭痛が起きても鎮痛剤を飲めないので、苦しむことになりやすいのです。

ファスティング中の薬・鎮痛剤の蓄積による頭痛への対応としては…

③と④でも出てきた、プロスタグランジンE2による炎症反応なので、

①水素を放出するマグマソルトを舐める

②ヒマラヤブラックソルトのお風呂に入って肌から直接水素を取り込む

③還元力の高い梅干しを食べる

④含流アミノ酸を含むアミノ酸サプリ(人工甘味料不使用のマルチアミノ酸、タウリンなど)を1日3回は摂る事

ですが、ファスティング時の頭痛は大体、2~3日で自然と収まります。(4日、5日かかる方も中にはいます)

もし専門家の指導を受けずに一人で実施した際に頭痛や吐き気がひどい場合は無理せず中断してください。

回復食を食べる事で脂肪燃焼が低減されPGE2の生産が減り治まっていきます。

不安な方は専門家の指導のもとで、実施するのがおすすめです。

頭痛時の対応策をお伝えしましたが、このような痛みをそもそも起こさない、健康な身体作りをすることが最も大切です。

日頃から、鎮痛剤の頻回摂取や慢性的な使用をなるべく控え、薬による対症療法ではなく、根本的なところに目を向け、改善していきましょう

⑥脱水による頭痛

ファスティング中、塩分を摂らずに実施してしまうと、脱水による頭痛が起こる場合があります。

ファスティング中はデトックス効果を高めるために水分をたくさん摂取するので、その分、尿と一緒にナトリウム、カリウムなどのミネラルが排出されてしまいます。

通常は、副腎でつくられる「アルドステロン」というホルモンが、腎臓に作用し、ナトリウム・カリウムの調整を行いますが、副腎や腎が不健康な方は、尿中のミネラル調整がうまくできず、脱水症状となり、喉の渇き、頭痛、脱力感、だるさ、手足のふるえ、めまい、ふらつき、吐き気、脈の上昇などの症状がみられます。

また、そもそも水の摂取不足や、反対に、ミネラルが排出されてしまっているのに、水分だけを大量に摂取した場合なども、ミネラルバランスが崩れ、前述したような、喉の渇き、頭痛、脱力感などの不調が引き起こされます

断食開始3日目あたりで、起こる場合が多いです。

脱水による頭痛への対応としては…

ファスティング中に多種のミネラルを摂取すること

還元力が高く、デトックスに重要な硫黄を含むマグマソルトやミネラル豊富な梅干しを摂りながら行うのがおすすめです。

わたしがサポート時におすすめをしている、梅干し(壱梅・仙人梅)は、無農薬の梅とシソを使用しており、ミネラルが豊富に含まれています。

頭痛対策として、マグマソルトや梅干し、水分を摂取することは大事ですが、日頃から腎臓や副腎を健康な状態にしておくのもとても大切です。

副腎や腎臓が不健康な方の傾向としては、

・日頃の食生活が乱れ気味
・砂糖や甘いもの、糖質過多
・アルコール摂取量が多い
・小麦食品が多い
・ストレス過多

などがあげられます。

思い当たる方は、ぜひ生活習慣を見直してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は頭痛の原因と対策として後半の3つ

④添加物の蓄積による頭痛

⑤薬や鎮痛剤の蓄積による頭痛

⑥脱水による頭痛

を解説しました。

ファスティング時の頭痛は、日頃の生活習慣の乱れからくることがほとんどです。

もしファスティング中に頭痛が起きてしまったときは、今後の毎日の生活を見直し、『整えていくチャンス』でもあります。

頭痛が起きても前向きに捉え、毎日の生活習慣を整えていきましょう。

また、自己流ではなく、専門家の指導のもとでファスティングを行うことも大切です。

不調が出てもすぐに相談ができ、適切な対処法を教えてもらえる環境で実施しましょう。

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