私って断食しても大丈夫?断食前に確認しておきたい5つポイント
こんにちは。プロフェッショナルファスティングマイスターの山岡玲子です。
健康管理・体質改善・痩身などに効果の大きいファスティング。
ご自身の身体のためにやってみようかなと興味を持たれている方もいらっしゃると思います。
健康に良い影響がたくさんあるファスティングですが、“食事を断つ”ということは身体にさまざまな変化をもたらします。
ある程度心身の状態が整っていないと、ファスティングが辛いものになってしまったり、身体に害を与えてしまう可能性もあるため、始める前にまずはご自身の健康状態を把握しておく必要があります。
今回はファスティングをする前にチェックしておきたいポイント5つについてご紹介しますね!
著しい鉄欠乏性貧血がないか
体内の鉄分が不足することで赤血球の中のヘモグロビンが作れなくなる状態を 鉄欠乏性貧血と言います。
ヘモグロビンは血液中の酸素を運ぶ役割を担っています。なので、鉄欠乏性貧血になると体内の酸素不足によって、動悸や息切れ、疲労感、倦怠感が見られることがあります。
また、アドレナリンが出やすくなるという変化もあるため、自律神経が乱れる原因になります。
自律神経が乱れることで不安症状が続いたり、塞ぎ込みや焦燥感などの心の不調が現れてきます。
この状態でのファスティングを行うと、ドリンクを一気に飲んでしまったり、疲労感・倦怠感が強く出てしまうなど、様々な不調を招く可能性があります。
チェック項目(血液検査データ)としては、ヘモグロビン12以下、フェリチン12以下の場合は注意が必要です。
銅/亜鉛バランスは整っているか
銅と亜鉛はバランスが大切なミネラルのひとつです。思考や感情に関わるホルモンを調整する役割を担っているため、精神状態に大きく影響を与えます。
銅はドーパミン(喜び、快楽など)をノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)に転換されるときに使われます。
体内で銅が増えてしまうとドーパミンからノルアドレナリンへの変換が多くなりすぎてしまい、不安感や攻撃性が増してしまいます。
亜鉛が不足して相対的に銅が多い場合も同様です。
身体に様々な変化が生じるファスティング期間は心の安定も大切ですので、銅と亜鉛のバランスが崩れている人は注意が必要です。
血液中の銅と亜鉛のバランスは1:0.9~1が理想です。
強い副腎疲労がないか
副腎はホルモンをつかさどる器官です。
ストレスが生じた時にストレス耐性のホルモンであるコルチゾールを分泌します。
慢性的なストレスによりコルチゾールが分泌され続けると、やがて脳の視床下部-下垂体-副腎のホルモン分泌システムが壊れてしまい、コルチゾールが十分に出なくなります。この状態が副腎疲労です。
コルチゾールの働きの一つに肝臓での糖新生があります。
ファスティング中は夜間にドリンクを摂取できないため、肝臓からの糖新生で血糖値を維持しますが、副腎疲労でコルチゾールが不足すると糖新生がうまくできずに低血糖の状態となり、不調を招く原因になります。
朝起きられない、疲れやすい、寝ても疲れが取れない、集中力が維持できない、頭が働かない、記憶力が低下している、といった症状に複数あてはまる場合は副腎疲労の可能性があります。
極端な低たんぱくはないか
人の代謝には酵素が必要ですが、その酵素はたんぱく質です。
糖新生をする際にも酵素が必要なので、たんぱく質が不足している状態では十分な糖新生が行われずに低血糖になりやすく、ファスティング中の不調を招きやすくなります。
血液データのチェック項目としては、総蛋白7以下(ただし、7.8など高い場合も低たんぱくでの血液濃縮の可能性あり)アルブミン4以下は注意が必要です。
たんぱく質の合成にはビタミン・ミネラルが補酵素として必要なので、低たんぱくの方はたんぱく質の摂取不足だけでなく、ビタミン・ミネラルの不足も原因として考えられます。
たんぱく質は身体にとって、とても重要です。
極端な低たんぱくの方は、ファスティングよりも栄養状態を整える方が優先です。
持病がある
ファスティングは、“食事を断つ”という日頃しない行為ですので、多少なりとも身体に負担をかけてしまいます。
なんらかの疾患をもっている方は、主治医に相談をしてからファスティングを行ってください。
例えば、活動性肝炎、肝硬変、ガン、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、精神病、狭心症、心室性不整脈、その他、現在臓器障害を起している方、過去に心筋梗塞や脳卒中を起こした方、1型糖尿病の方などです。
まとめ
今回は、ファスティング前にチェックしておきたいポイントを5つご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
ファスティングの効果はとても高いものではありますが、普段はやらない慣れないことでもあるので、多少なりとも身体に負担をかけてしまうのも事実です。
ご自身の心身の状態がとても大事になってきます。
①鉄欠乏性貧血②銅/亜鉛のバランス③強い副腎疲労④極度な低たんぱく⑤持病
どれか一つでも当てはまる方やご自身の状態が不安な方、安心・安全・快適にファスティングを実施したい方は、信頼できる指導者にご相談のうえで行うことがおすすめです。
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